ヒストリカルデータの信憑性(2) FXDD提供データ
- 2009 02/09 (Mon)
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検証 FXDD提供のヒストリカルデータ
EAをバックテストで検証する場合、特にスキャルピング系のEAなどは、使うデータによって結果が全く違ってくることがよく起こります。
ブローカーが提供するデータならば信憑性が高そうだということで、昨日の記事でFXDDとAlpariのデータをご紹介しました。
しかし、2月1日の記事でも書きましたが、私はバックテスト用にFXDDのライブ口座のデータを取り込むようにしています。
それは、FXDDが提供するデータに気になる点があったからです。
FXDD提供のヒストリカルデータとライブ口座データの比較
まずは下記の画像を見てください。
少し古いですが、これはFXDDのヒストリカルセンターからダウンロードした、昨年12月22日のUSDJPYの1分足データです。
こちらはFXDDデモ口座に記録されている、同じ日のUSDJPYの1分足データです。
こちらはFXDDライブ口座に記録されている、同じ日のUSDJPYの1分足データです。
画像1と2を見比べてみると、一番右の出来高に若干の違いは見られますが、肝心の為替レートは見事に一致しています。
次に画像2と3を見比べてみてください。
大きな乖離は見られませんが、かなりの割合で1~2pipsずれていることがわかります。
FXDD提供のヒストリカルデータ検証結果
データを比較した結果、FXDDヒストリカルセンター提供データは、FXDDデモ口座のレートではないかと推測できます。
業者にとってライブ口座とデモ口座でどちらのレートが重要なのかは考える必要もありません。
しかしライブデータを完全にオープンにすることは、業者にもリスク(不都合な点)があるのかも知れません。
FXDDのデモ口座はしっかりしている方ですが、業者によってはかなりいい加減なところもあります。
我々トレーダーにとっても同じことで、ライブ口座で起こった為替レートの動きこそが、検証に値するデータだと言えます。
長々と書きましたが、以上のような理由で、せっせとライブ口座のデータを手間をかけて取り込んでいるわけです。
ただし、ライブ口座のデータと言っても1分足データであって、刻一刻と変化している為替レートをあらわすティックデータと比べると、精度は低くなってしまいます。
(MT4でティックデータを保存する事も可能です)
探せば有料でティックデータを提供しているサイトなどもあります。
しかしどんなに精度を上げても、所詮それは過去のデータであって、未来に全く同じことが繰り返されるわけではないのです。
結局はライブで動かして常に検証していくしかなく、バックテストはそこそこのクオリティーのデータで十分なのかもしれません。

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エコトレFX
- posted 22:22 |
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