くりっく365の南アフリカランド異常値問題について続報
- 2009 12/24 (Thu)
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1ヶ月ほど前、くりっく365のランド異常値に対する集団訴訟についての記事を書きました。
参考記事: 【ニュース】南アフリカ・ランド暴落で集団訴訟
この案件について進展があったようなので記しておきます。
くりっく365問題で独コメルツ銀を処分 東京金融取
東京金融取引所は今回の異常値で投資家が損失を被った問題で、異常レートを提示した独コメルツ銀行を処分すると発表しました。
処分等の内容
- 過怠金300万円の賦課
- 平成21年12月21日から平成22年1月3日までの間、本取引所の市場における自己のなす呼び値による市場デリバティブ取引を停止
- 業務改善報告書の提出を請求
処分に該当する違反行為の概要
- マーケットメイカーの禁止行為
- 取引の信義則違反
今回コメルツ銀行が提示したランドのレートが、取引所為替証拠金取引に関する業務規程の特例第12条第1号に規定する「実勢から著しく乖離したマーケットメイク呼び値の提示」に該当する。
今回の異常値の原因がスプレッド調整の失念によるもので、取引参加者規程第61条第1項第9号及び同規程第67条第2号に定める事項のうち「著しく不注意若しくは怠慢な事務処理を行った」と認められ、本取引所と取引参加者に対する信義に反する行為に該当する。
※若干要約しています。詳細は上部PDFファイルを参照してください。
今回の件に関しては金融庁まで調査に乗り出していたようです。くりっく365以外のFX業者ではMMと上記のような契約は結んでいるのでしょうか?
投資家への救済措置も実施
今回の問題で、金融取は損失を受けた投資家の取引を事実上取り消す救済措置を実施してます。
ただし、救済措置の対象を外れた一部の投資家が取引所に対して損害賠償請求訴訟を検討しているようです。
弁護団の公式サイトもオープンしており、昨日(12月23日)には説明会も開かれています。
くりっく365ランド円異常レート被害弁護団まあどこまでが救済対象に該当するかの線引きが論点になるのでしょう。
混乱に便乗して大儲けした輩もいます
ゴールドマンサックスは異常値の週明け月曜日の朝にコメルツ銀行のバッドティックを利用して大きな収益をあげたようですね。
南アフリカGDP予測とランド円のバッドティックGSに対する非難の声もあったようですが、市場価格に沿ったトレードをしただけのようですし、さすが抜かりが無いということでしょう。
今回の問題についてもっといろいろ知りたい方はまとめサイトがあるのでご覧になって下さい。
くりっく365ランド円暴落強制ロスカット事件@ ウィキツイート

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エコトレFX
- posted 12:03 |
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